トップページへ戻る > 汗ってなぁに?
一般的に体臭の原因と思われている「汗」について、理解しておきましょう。「汗=クサい」と思っている人も多いのではないでしょうか。結論から言うと、汗そのものは匂いの元ではありません。汗には、体の中の老廃物を流しているというイメージがありますよね。
それは正解。
川の流れと同じように、水を流すことで、体の中や肌のつまりを解消しています。
では、澄んだ水が流れる川は臭いですか?
流れの良い川と言うのは、悪臭はしません。水質もキレイです。悪臭がする川とは、水の流れが滞り、ゴミが腐敗してたまっているところ、つまり人間の体からも悪臭が漂うのは、これと同じことなのです。
国語辞書的に説明すると、汗とは
「哺乳類が汗腺から分泌する液体」
のことを言います。(実はすべての哺乳類ではないのですが…)
人間を含む哺乳類や鳥類は、体温を調節する能力があり、外気温が変化してもほぼ一定の体温を維持することができます。
汗は、暑い時や興奮したときに、気化熱を利用して体温を下げるために分泌されます。
しかし、全ての哺乳類、鳥類が汗によって体温調節をしているわけではありません。たとえば、イヌ科の動物には汗腺がないため、体温を下げたいときには、舌を垂らして激しく呼吸する事で調節します。ゾウやウサギなど、長い耳をもつものは、耳をうちわのようにパタパタさせることで風を起こして、血管の温度下げています。
汗をかいて体温調節をするシステムは、人間やウマがもっているものですが、非常に優れたシステムながら欠点は体内のナトリウムなどのミネラル分が汗といっしょに排出されてしまうことです。ですから人の食事には、塩(ナトリウム)が必要なのです。
では、汗をかかなければ、悪臭は出ないのでしょうか。
残念ながら、臭いの原因は、汗だけではありません。毛穴に詰まった皮脂が劣化する時の臭い、空気中の汚れが付着した臭いなど、様々な原因が考えられます。
ですから、汗をかかなければ臭わないと言うのは、ただしくはありません。