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汗のメカニズム

人間を含む哺乳類や鳥類には、体温を調節する能力があります。恒温動物と言われる生物の種類です。

外気温は季節によって変化しますが、常に体温は一定の温度を維持しているのです。

また病気や運動などによって、体内の温度が上がり過ぎる場合もあります。その時にも何らかの工夫によって、温度を一定しなければなりません。寒いときには、体内に蓄積してある脂肪を燃焼させることによって、熱を作り出します。

この発熱システムは、生命維持のために必要で、そのエネルギー源として食事をするわけです。
逆に暑いときには、熱を発散しなければなりません。

汗は、暑い時や興奮したときに、気化熱を利用して体温を下げるために分泌されます。

恒温動物は体温の調節をしながら生きていますが、全ての哺乳類、鳥類が「汗」という調温システムを利用しているわけではありません。

たとえば、イヌ科の動物には汗腺がないため、体温を下げたいときには、舌を垂らして激しく呼吸する事で調節します。

ゾウやウサギなど、長い耳をもつものは、耳をうちわのようにパタパタさせることで風を起こして、血管の温度下げています。

汗をかいて体温調節をするシステムは、人間やウマがもっているものです。
非常に優れたシステムながら、欠点もあります。
それは体内のナトリウムなどのミネラル分が汗といっしょに排出されてしまうことです。
ですから人の食事には、塩(ナトリウム)が必要なのです。
イヌの塩を入れなくても良いのは、汗によって流れでることがないからです。

さて、汗は、しょっぱいということを体験的にご存知ですよね。
汗の中には、塩分が含まれているためです。

しかし、「正しい汗」の成分の99.9%、つまりほとんどはただの水分です。しょっぱさを感じる塩分(ナトリウム)は、ほんのわずかなのですが、大量の汗をかくと感じることがあります。

「正しい汗」と言ったのは、汗は体温調節のために出されるものと、病的に出てしまうものがあります。
「良い汗」「悪い汗」という言い方もしますよね。

良い汗と言うのは、対応を上手に下げるために外気温度の差をすぐにキャッチして排出されるもので、さらっとしていて塩分濃度も低めです。

逆に悪い汗と言うのは、体温調節に手間取り時間がかかる汗で、べたべたしていて塩分濃度も高めです。不快な上に、余分な塩分を流し出してしまうのです。

水が蒸発する時には、なんの匂いもでません。ですから、汗をよくからと言って、臭いにおいを発しているわけではないのです。汗をよくかく人ほど、肌がキレイなのは、上手に水分が流れているからです。

汗の役割は、体内の油分、毛穴に詰まった老廃物などを流し出すことでもあります。普段あまり汗をかかないと、洗髪や洗顔だけでは肌の老廃物が流しきれないことがあります。汗=臭いと思われるのは、これらの老廃物が発する匂いです。

人間の体には、多くの細菌が生息しています。気持ち悪い〜と思うでしょうが、生きている限り、必要な存在な存在なのですよ。皮膚上に生息する細菌は、汗に含まれている成分を分解して生きています。この時に悪臭を発生するのです。

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