トップページへ戻る > 多汗症の薬とは
多汗症の治療で使われる薬剤の説明です。
◆塩化アルミニウム液
アルミニウムに塩素を混ぜて生成された物質。おもに石油化学工業で触媒として使われるものです。この成分に消臭効果があるということで、多汗症や腋臭の治療薬としても一般的に使われています。根本的な解決ではなく、汗をでるのを防ぐものなので、使用をやめるとまた発汗することになります。しかし、この薬を使うことで発汗が抑えられるという安心感から、精神性の症状に対しての効果が高いといわれています。
もともと医療用として開発された成分ではないため、薬局では扱ってないところもあります。医師の処方せんで入手するのが安全で確実な方法です。また、適度な希釈をしないと効果が得られません。一般的に20%を超える濃い希釈では、かぶれや炎症などの皮膚トラブルが発生し、5%ぐらいまで薄めると制汗効果が期待できなくなります。
一般的な利用方法は、寝る前に塩化アルミニウム液で、患部を湿布し朝洗いながします。多汗症では、精神的な発汗が多く、汗が出ている間はアルミニウム液が汗腺の中に入らないため、消臭効果が得られません。そのため、寝てる間のストレスフリーの状態で、薬剤を浸透させるわけです。
◆塩化ベンザルコニウム液
陽イオン界面活性剤の一種で、殺菌・消毒用に使われています。手指、粘膜、機器の消毒用として、オスバン、ウエルパス、ジアミトールなどの商品名で市販されています。
細菌の表面のたんぱく質を固めることで、繁殖させないシステムを作ります。普通の石鹸と逆の働きをするため、一緒に使うと作用が弱まるので注意しなければなりません。