トップページへ戻る > 手術による合併症・後遺症
◆痛み
いずれの手術方法を選んだ場合にも、切開が必要なため麻酔をかけることになります。特に全身麻酔が必要な場合は、入院して感じまでに数日かかることもあります。傷口そのものは、できるだけ小範囲にとどまるように技術が進んでいますが、切除方法では基本的には目視しながらなので、内部組織をひっくり返すため、手術後に痛みが残ります。
◆脱毛
通常の汗をだすエクリン腺と、腋臭の原因となるアポクリン腺を必要に応じて取り除く手術が望ましいのですが、汗腺を選別して取り除くには時間や費用がかかりますから、皮膚ごと削除する手術を選ぶことがあります。その場合、汗腺といっしょに毛根もすべて取り除くため、全く毛が生えない状況になる恐れがあります。
女性のわきの下など、永久脱毛してもよい場所ならOKなのですが、男性のわきや、一部分だけ生えない円形脱毛症のような状態だと、見た目に問題がある場合も出てきます。
◆代償性発汗
手術後ほとんどの人に起こる副作用とともいわれています。汗には、緊張したときに出るものと、暑いときに出るものがありますが、特に後者の暑いときに出る汗(温熱性発汗)は、交感神経遮断によりある部位の発汗を抑えた場合、他の部位の発汗量が増えることがあります。
多汗症で手術を必要とする箇所は、頭部、顔面、手のひらがほとんどで、それらの箇所の汗が減る分、背中や腰の発汗が増えるというわけです。たいていの場合は、気にならない場所での発汗が増えますが、まれに、代償性発汗が過剰に出ることがあり、例えば手のひらの多汗症が収まったのに、背中の汗が多すぎて、何度も着替えなければならない…というケースもあるそうです。
◆血気胸
胸膜腔に空気や血液が入った状態のことです。手術による傷が原因です。胸の痛みや呼吸困難が起こります。
◆無気肺
肺の一部や全体の空気量が少なかったり、入らない部分ができてしまう状態です。咳や痰、胸痛、呼吸困難などが起こります。